うみとネオンとついおくと

MIDIページにメトロイドフュージョンより「イシュタル・ゲドゥ戦」、メトロイドプライム2より「トーバス神殿」「聖なる浮遊要塞ホレイト」を追加しました。
「聖なる浮遊要塞ホレイト」はLogicで追加編集してmidiの頃よりはよくなりましたが、やはり特徴的なノイズやハウリングみたいな音は再現できていません。
↓だからもうカッコいい原曲を聴いてくれ!(セルフ首絞め行為)そしてできれば実際にプレイしてみてほしい…

サイバー聖歌って感じでしびれます。パワードスーツにウイルスを植え付ける攻撃をしてくるレズビットという敵が厄介かつ印象的なダンジョンでした。
「トーバス神殿」もLogicの方で編集したらもっとましにできるはずなので、また後々修正して差し替えるかもしれません。

唐突にThe Midnightという2人バンドについて語ろうかな。
SynthwaveとかRetrowaveというジャンルになるんでしょうか。80〜90年代の雰囲気をテーマにした曲調とか厨二感が刺さり、1年ちょっと前くらいから活動を追っているバンドです。
バンド紹介に「もののあわれ」を理念としていると書かれているのにも興味をひかれました。
“Mono no aware – It means basically, the sad beauty of seeing time pass -“
でも日本発の情感を理念としているわりに、東京をイメージしたという「Tokyo Night Train」を聴いたら、中国とごっちゃになったような東洋の神秘・ジパングみたいな印象の曲でちょっとずっこけましたけど…。いや、でも幻想を幻想のままに憧れておくからこそ生まれるものもあるしそれはそれでいいのだろう…。

普段自分は歌無しの曲を聴くことの方がずっと多いのですが、歌あり楽曲の場合だと高音めの男声ボーカルを好む傾向があるようです。小田和正・山下達郎系の歌声の感じ。
10代の頃はOwl Cityをよく聴いていて、どことなくスタフィーっぽいエレクトロな曲調が好きでも、歌詞はそんなにいいとは思っていませんでした。拗ねたような感じがちょっと合わなかった。

↑曲の雰囲気自体は爽やかで好きではある

対してThe Midnightは歌詞が韻を踏んでいる詩的なところとか物語性、80〜90年代の懐かしい事物や神話伝説ネタを盛り込んできたりする部分や、歌の内容も厨二チックかと思えば純朴で繊細な男みたいな方向に振れたりするその幅がおもしろく、次はどんなタイプのが来るのだろうかと楽しみに注目しています。
以下、好きな曲のいくつかを厨二系・純朴系・怪物系に分けて勝手に紹介させていただく。

●厨二系
・America 2

ロックをやりながら何者にもなれないまま28歳を迎えてしまった男が、車を盗んでギターも質に入れて彼女と一緒に「自由の国アメリカ」を探しに旅に出る歌。
でもそんな逃避行の先に何が待っているかは想像に難くないって感じで切ない、曲調が爽やかなだけに。どうせイージー・ライダーみたいなことになるんだろ…?(悲観論者)

・Days of Thunder

内容を知らないんだけど映画「Days of Thunder」のオマージュなのか?
メロディーやボーカルや言葉遊びのような韻を踏んだ歌詞がおもしろい。

・Good in Red

ダークな子守唄といった趣の歌。
夢見るようなシンセの音と韻を踏んだボーカルが耳に心地いい。

●純朴系
・Lost boy

何度でも紹介するぜ。 個人的にこのバンドで一番好きな曲。
2018年に出た曲なのですが、”We were the quiet sunrise leavers”、”We were the rebels, lone survivors”、”We were the cult of deep sea divers”、”I was a lost boy when I met you”などのワードになんか不思議にSplatoon2のオクト・エキスパンションみがある気がするのです。
2018年てレトロウェーブの当たり年だったんですかね?自分もリアルタイムに感じたかったな…!

・Deep blue

全然恋愛する気なんてなかったのに不意に酒場で出会った女に惚れてしまった男の歌…なのかな?
↓歌詞付きのMVもレトロで良いので見てほしい。

歌詞の”I always thought the point of love was just to keep from falling into the deep blue”っていうのがちょっと謎で、西洋文化圏における青色の象徴的意味にでも関係があるのかと思っていたのですが、調べてみたら90年代に開発されたDeep Blueという名前のチェス専用のスーパーコンピュータが存在するんですね。
つまり「恋愛するうえで大事なのは、チェスの思考の読み合いのような状態に陥らないことだといつも思っていた(のにそうなってしまった?)」という意味なのかなと考えました。
実際どうなのかはわからないけど!英語に造詣が深い誰か、ニュアンスを教えてくれ!!

●怪物系
・Neon Medusa

目を見たものを石に変える力を持つ蛇女メデューサをモチーフにした退廃的な一曲。
読解力に自信がないんだけど怪しげなストリップショーの店が舞台っぽい?Neon Medusaとは店のネオン看板のことか?
“If your mama could see you now”ってとこが咎められているようで嫌らしくていい。
最後の方の”Are there too many mirrors in this house?”とか”But I could love you forever if you’d meet my gaze”とかでふっとギリシャ神話ネタを出してくるのもにくい。

ライブの映像も公開されていました。歌声が収録音源そのままなのがすごいし好きだ…。
曲調にも映像的にもすごくいい感じに厨二感があるのに、ボーカルのTyler Lyle氏の衣装は地味な普段着なのも好きだ。笑

・Crystalline

こちらは雨に濡れて肌が光る魔性の女を鱗持つセイレーンに例えた一曲。
タイトルにちなんでか、自分のしょぼいシーケンサーソフトにも入っている「Crystal」という音源が使われている…気がする。

・Vampires

これは夜活発に活動する男女を吸血鬼に例えた一曲。厨二感が好き。

このバンドの歌の日本語訳とか歌詞考察とかをしている人が見当たらないので、自分が正しく意味を解釈できているかはわからないままです。
もしやっている人がいたらぜひ知りたいので教えてください…。自分の英語力と知識では絶対に意味を取りこぼしまくっているので…。
以上、唐突勝手な推し紹介でした。

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