しんじることはいのること

ああ!!お久しぶりですね!!
もうダメだ!更新するとか今日こそゲーム起動するとか書いたことが何もかも嘘になってしまう!
それにも関わらず拍手まで残していってくださった方々、ありがとうございます!
せめておもしろいことでも書ければいいのですが・・・ゲームを全然触っていないし旅行などの話は基本一次の方で書いてしまっているのでそれ以外のことでも記録しておきましょうか。

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収穫とブルーアイズブルードラゴン(くどい)

おわかりいただけただろうか・・・この2枚のカードの意味を・・・

ええ、観に行ってきましたとも。
前々から初代原作の続きの話を劇場版でやると聞いて気になっていたのですが、そこまで作品のファンである意識はなかったので、劇場版を観に行くってのは敷居が高い行為でした。
でも連休明けの週末に出社日があり、世間では休日なのに仕事をする残念さを何か休日らしい記憶で上書きしよう、そうだ映画観ようと目論んだとき、ちょうどいい時間にレイトショーでやっていたのです。都会万歳ですね。
その日は予想外に仕事が長引いて会社から直で映画館に向かうことになり、見るからにOLといった仕事用の服のままで入場列に並び、奇異の視線を何食わぬ風を装いつつ受け流す羽目になりましたが、始まってしまえばそんなこたぁどうでもよかった。
で、見終えてごく自然にもう一度観ときたいな・・・と思ったのです。
いやいや冷静になれ、そんなことしたら熱心なファンみたいではないかとたしなめたのですが気になるものは気になる。
で、今日また行ってきたわけです。行っておいてよかったです。いいと思うものは応援しとかないと。
運良く字幕付きの日だったようで、一度目よりも大分理解しやすくなっていました。

子供が多いかねーと思っていたのですが、初代をリアルタイムで視聴していた人向けと制作陣が言っているだけあり、客層はほぼ20~30代でなんか落ち着きました。
さらに男女比も6:4か7:3くらい(体感)と理想的な環境でした。
この映画を最大に楽しめるのは原作とアニメの両方を知っている人、中でも原作の場面場面を読み込みつつアニメでどのBGMが使われたかも詳細に覚えている人だろうなと思います。
自分は初代についてはアニメ当時は断片的にしか見ていない程度、文庫版が出てから思い立って大人買いして読み、アニメの有名なネタやBGMはMADでだいたい知っているという程度ですが、これは漫画原作の続きの話だったのでそれでも十分ついていけました。
絵柄やカードのイメージが強烈なため全く知らない人からすれば男児向けのホビーアニメという印象で終わってしまうのでしょうが、飽くまでもカードは物語を進める道具と手段であって、主題は登場人物の中にあるのです。

ネタバレを伏せた感想としては・・・

まず何より海馬が見ているだけでおもしろい。こんなに一挙手一投足がおもしろくドラゴンマニアなキャラだったっけ・・・
相変わらずの台詞回しと傍若無人な生き方がイイですね。声優さんの安定の演技。
こういう現実には存在できないであろう人格や言動を見ていると、細々とした迷いや悩みがわりとどうでもよくなってくる(笑)
終始目の中心のハイライトがないことで狂気を表現しているようです。
絵柄の特徴のおかげで、他のキャラについても目のハイライトの有無で現在の精神状態が読み取れるのがおもしろい。
終盤のスッキリした表情を見て、ああようやく落ち着いたかと思いきや・・・。
もう誰にも止められない、どうしようもないところまで行ってしまいましたが、自分の信念を貫く姿は見ていて爽快感があります。
こうなったら満足するまで全速前進で生き急いでほしい。

次に世界観がおもしろい。
この世界は人間の集合意識と共通認識で成り立っているという考え、元から説があったのかもしれませんが初耳だったので。
それなら特定の人や集団に共通の霊とか超自然的なものが見えるといった現象の説明がつくような気もするし。
高次の次元や低次の次元などそれぞれに行くとどうなるか、みたいな話も興味深かった。
敵役の言っていることもわかる・・・というか、自分自身この敵役に似たところがあるなあと感じたので自戒・・・。
藍神のディーヴァという本名、歌姫(diva)の意味ばかり浮かんでなんで?と思っていたけどヒンドゥーの神(deva)からだったんですね。それでプラナとかマニとかなのか。確かにカードの名前もそうだ。
残念な兄ダイバダッタやdeviousにかかっていたりもするのかも。選民思想はアーリア人がモチーフだったりするのかも。
ということはアンク身につけながらもプラナの出身はインド方面?あの文脈だと褐色肌ならてっきりエジプトかと思いますね。
そういうのでいけばヒンドゥー世界舞台の「サンサーラ・ナーガ2」で、パートナーである♀の白竜のデフォルト名が「セト」(ネパール語での白)だったのも思い出した。
海馬の元ネタはエジプト神話のセトでしょうが、今では白竜でセトとくれば海馬しかないくらいだしおもしろい偶然もあったものです。

それから主題にも納得させられました。
自分がなんとなくSNSに対して感じている不気味さを、うまいこと別の表現で説明してくれた感じでした。
一人の発信力ある人のツイートが膨大な数のフォロワーに拡散されて全体が染まっていく感じというか。
そこに悪意が含まれていた場合に同時にその悪意も増幅されてとんでもないことになるというような。
藍神がいつも手にしている千年キューブがスマートフォンに見えてくるぞぉ・・・
つくづく集団心理にだけは呑まれたくないものです。SNSもうまく使えば便利なツールなんでしょうけどね。
TwitterもFacebookもpixivさえもやらない自分の意見でした。意見には個人差があります!

あと自分はデュエリストではないのでカードバトルについては実際あんなにうまいこと成立するのかとか全然わからないのですが、決闘の流れにキャラクターの思いを託すという演出は粋でいいですね。
特に死者蘇生の使われ方には・・・・・・。
最後になりましたが作画もすごいです。声も浮いたりしていないし。制作側の熱意が感じられます。
主題歌の歌詞も曲調も余韻があっていい感じ。だけどなんか悲しい歌だなあ・・・
「信じる」は話の色んな部分で重要な要素だったけど、歌詞の内容的にはセラから兄に向けての思いというのがしっくりくる・・・のか?

気になっている人は見ておいて損はないと思いました。

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AIBOから下まつげのエジプトアイラインがなくなっていることに気付く
あとこのたたずまいがなんか骨壺持っているように見えてドキッとした

自分の場合は遊戯王という作品を通して見える作者の感性や思想が好きなのかもしれないですね。
漫画というものは描く人間の価値観や信念や趣味や人格が他のメディアよりも濃く出る媒体だと思っています。
だから怖くて自分はそうそうオリジナルのを描けないのですが・・・考えすぎですかね。
自分がアニメやゲームの絵のキャラを描くのは平気なのに漫画の絵柄を似せて描くのは恥ずかしく感じるのはそのせいなのかも。
遊戯王のあの代えがきかず最初は違和感あってもじきにそのデザインこそが格好良く感じる絵柄(と、そこから垣間見える作者のラバーフェティシズム的でボンデージ風な趣味)、最も弱々しく見えるものにこそ優しさという真の強さがあるという価値観、妙に記憶に残る独特の口調に言葉選びとか・・・いいなと思います。数多いドラゴンのデザインも、自分の好みではないんだけど目の付け所や着想がとてもおもしろいし。
リアルタイムで放映中のシリーズをチラ見しているとなんだか集大成っぽくて終わってしまいそうな雰囲気さえあるのですが、これからも続いて欲しいなと思っている作品の一つです。

端から見るとどうなんだろう、自分は作品のファンということになるんだろうか。
職場では自分はドラゴン(みんな竜とは言わない)好きな奴で通っているっぽくてなんか困惑するのですが、もしここに遊戯王好きが加わったら一聞するとまるで小学生男子じゃないか・・・。
業種的にはウェルカムなのか・・・?

あと余談ですが、連載時期的にも作者は山岸凉子の『ツタンカーメン』を読んでいたんではないかと勝手に推測しています。
でないとエル・クルナ村(ル・ルナとなっていましたが)が盗賊の村だなんてニッチな情報なかなか入ってこないんじゃないかと・・・。
古代エジプト編に興味あった方は読んでみると結構ニヤリとできると思います。

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