ひろいあつめたおとのむれ

tonecolor.jpg

お久しぶりです!
こちらでは数ヶ月音沙汰ないまま放置してしまっていましたが、現在地味に改装っぽいことをしています。
ウェブ上でmid形式データの再生ができなくなって久しいですね。その上世間ではパソコンよりもスマートフォンでのウェブ閲覧が主流になっているし。
その影響でもはや死んでいたMIDIページの耳コピ曲を、パソコンだけでなくスマートフォンでも再生できるようにするべく、mp3に変換した上でhtmlタグを書き換えていっています。
個人的にはmidiのチープな、けれどもブラウザや再生メディアによって変わる音源の味わいがとても好きだったのですが、もう鳴らせないとなっては仕方がないのでこれを機にmp3への替え時だなと。(だいぶ遅いけど)
それに現状、midiをページ貼り付け型で公開しているとGoogleChromeとかだとブラウザを開いた際に自動的にmidデータがダウンロードされてしまうんですよね。ただの二次創作なので著作権云々ではなく、単純に自分が書いて組んだめちゃくちゃな楽譜を開いて見られると恥ずかしいのでどうにかしたいというのも思っていました。
midiに出せない音を含んでいた関係で元からmp3で公開していた21曲はそのまま、残りのmidiは気が向いた順に順次mp3化して置き換えていく予定です。
今書いている5/13日時点では、midiのうち38曲をmp3化して差し替えてあります。

今のところ手直ししなくてもまあいいかという出来のもの、元からフェードアウト仕様になっているものを優先的に変換していこうと思います。スタフィーとかゼルダあたりには変換する前に修正したいものが多いので遅くなるかも。
ループできるように作っているものはまたループのまま公開しようとも思ったのですが、それだと万一スマートフォンで流しっぱなしにした場合の通信料が危ないかとも考え(自分しか聴かないと思うけど)、基本的にはフェードアウト仕様に変えることにしました。面倒がってそのままにしているものもありますけどね。
ただ今回使っているaudio controlsタグは、スマートフォンではいまいちということをお断りしておかなければ。

gchrome.png
safari.png
↑PC(上Google Chrome、下Safari)で開くとこのように再生ボタンとバーが表示されるのですが、

phone.png
↑スマートフォンで開くとこんな感じで、変な場所に再生ボタンしか表示されません。
ズーム拡大すると一応バー表示になります。
これはこのhtmlコードの仕様なので仕方がないようです。再生ボタンをタップすると音楽は問題なく流れます。

自分が昔から使っているしょぼめのシーケンサーソフト上でそのままmp3化しているのですが、音源があまり上等ではありません。
そこを凝ろうと思えば、適切な音源パートをLogicで書き出して合成し、AdobeAuditionでさらに加工するなども環境的にはできるのですが、趣味の耳コピの範囲なのでそれはもういいかと思っています。
それに耳コピしている曲の多くがゲームボーイアドバンス〜Wii時代の曲なので、あまり音質をよくしても返って似ないような気もするし。
今となってはもはやあそこはレトロゲームの耳コピ置き場なのでは!?こわいこわい…
MIDIページにあるメトロイド サムスリターンズの「ベビーメトロイド」だけはLogicで作っているので、ちょっと音質が豪華になっています。その他の曲と聴き比べてみると音質の差がわかっておもしろいかもしれません。

古いmidデータを久しぶりに開いてmp3化する作業を繰り返していると、あのMIDIページは十代の頃の思い出の一部だなとつくづく思います。
今は(違法アップロードがいくらでもあって)聴き放題状態ですけど、当時はYouTubeとかにもゲームの曲データが上がっていることはほとんどなかったので、自分の聴きたい曲をいつでも聴けるようにしたいという動機から耳コピを始めたのでした。
それに曲がどんな仕組みでできているのか知りたかったというのもあります。ぴったり音を再現できたときは満足感があったものです。
音楽を通して好きなゲームを推す、紹介するような意図もあったので、ふらっと聞いた人がそのゲームに興味を持ってくれたら幸いという感じでした。
今見返すと、まあよくこれだけの数を根気よくやったよな…とちょっと引いた感じで感心してしまいますが、それも十代なりのしんどさを乗り越えるための楽しみの一つだったのだろう。
もちろん今でも耳コピを作りたい欲は消えてはいないのですが、原曲の音質が良くなりすぎて自分の技量ではどのみち似せられないのと、いくらでも動画サイトで聴けてしまうので必要性もなくなり、実行に移すことが少なくなってしまいました。やっぱり飢えというのは創作意欲を持つ上で重要な要素なんでしょうね。
残念ながら耳コピをしても自分は作曲ができるようにはなりませんでしたが、ソフトをかじった知識がひょんな流れで会社の仕事に役に立ったりしたのでまあよかったです。

ここを見ている人が果たしているのかどうかという状態でほとんど自分のための改装ですが、引き続きmidiのmp3化と再生可能化を進めていきますので、もしリストの中に好きな曲があったら聞いてみていただければ幸いです。

3

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。